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インターネット選挙について

ユーチューブで喧嘩売られたから書く。

 

発端は高校生が、生徒会かなんかの選挙でインターネット選挙を導入してみた、っていうニュースに対して、

アホだとか、公民で習うことがなぜわかってないのかとか、問題を洗い出してからやってみるべきとかいう、

不当な批判にさらされてたから、

本来インターネット選挙はできるようになるべきだから、やってみるという態度はよいんでないの、とコメント書いた。

言葉尻は違うけど大体ニュアンスは合ってるはず。

で、クソみたいな批判貰ったけど、それはレベル低すぎて話にならんので、一般的なweb投票に対する反論とそれに対するわたくしの主張を書く。

 

web投票の大きな問題は、

秘密性が担保されないという技術的な課題があること。

いったん、なにかポケモンでもなんでも人気投票のレベルの技術レベルを想定してくれればよい。

で、それの秘密性が担保されないと宗教家だったり、なんたら組合だったりの暑い思いのある団体が、一般市民に対して強制力をもって公平な選挙を阻害する、という論旨と思ってる。

それは理解できる。

 

まず、あたくしの主張の前提である、国会含む議会議員の選挙におけるweb投票がなぜ実現されなければならないかというと、

選挙会場に行くのがめんどくさいからです。

労力だ、と言うことです。

選挙権というのは超重要な権利であって、だからこそ、それを行使するのには現代社会の水準で軽度な労力で可能じゃないといけないと考えるから、です。

社会がどんどんどんどん便利になっていく、なのに投票の作業は便利にならない、だから投票率が落ちていく、というのは当たり前。

そんで健全な社会にとって投票率は高いほうがよい。

だから投票は便利にならなければならない、という論旨です。

できるできないの話じゃなくて、向かう方向としてね。

権利を行使するのに、程度はあるにせよ障壁が高くてはダメという話ね。

 

ここまでは伝わったとして、

秘密性の話。YouTubeコメントで、多少守られなくても多分大丈夫だろ、って発言して、それが混乱のもとだったんだと思うんで、それも書きます。

その後にどうやって課題解決しましょうか的なことを書きます。

 

その1 技術課題が解消されなくても多分大丈夫だと思う理由。

まず先に言っておくのは、基本、国会議員選挙には、技術課題が解消されてから導入されるべきだと考えてます。

加えてルール整備、つまり法整備は絶対に必要だと考えています。

たとえば、他人に強制しないこと、されないこと、投票行為、結果を他人に見せないこと、など。罰則、除外事項含め整理されなきゃだめだと思ってます。

その前提で、法整備後であれば、仕掛けが甘くても概ね大丈夫だと思う理由は、

不正を実現するには、選挙の特性上、規模が必要で、つまり選挙結果を動かすほどの票を集めるには、組織的な行動が必要になると思うんです。

で、組織的に法律違反をするっていうのは、相当のリスクがあって、Kめい党とか、Kさん党とかが与党になるとかで、その母体組織が組織的な法律違反をしますかね、っことになるとおもうんですよね。

で、それはリスクヘッジとしてやらないんじゃないか、というのがわたしの考えです。

やって立証されたら組織としてしょっぴかれる。そんなリスクを取りますかね、っていう。まがりなりにも三権分立の国でね。

でも、法律違反のリスクを厭わない組織はあるし、上記組織の個人が独断でやっちゃうことはあるとは思いますよ。

ただそれは小規模でしかありえないと思うんです。与党をとるっていうこにはならない。

っていうのが法整備だけでも大丈夫じゃね? っていう発言の意図でした。

重ね重ね書くけど、技術課題がクリアしてから実現されるべきと思っています。

 

その2 なぜ秘密担保が技術的な課題なのか

これは想像力あればわかると思いますが、多分絶対出来ないと思っている人がまあまあいると思うのでつらつら書きます。

必要なのは他人が見てもわからないような形で、入力ができること。

そしてわからない形で、入力の確認ができること、かなぁと思います。

もう一個付け加えると、他人が見ることに一定の労力が必要なこと、も含んでもいいと思います。

例えばわかりやすく、SFに片足突っ込みますけど、スマホの入出力が脳波になったら、他人に見られずにスマホに向かって念じれば投票できて、確認も頭に直接うったえてくれば、それはできると思います。

脳波デバイスの開発を待つ。

もうちょい現実的な、暗号技術を駆使してできないか、というのもあるかもしれないです。

マイナンバーとそれのパスワードとで、投票する番号とパスワードをくっつけてハッシュ化した文字列を入力して、とか。

ちょっといろいろ甘くはあるけど、マイナンバーとパスワードの秘密性に基づいたやり口は考えられそう。

あとは、AIと360度カメラで誰もいない部屋にいることを保証するとか。

ちゃんと投票できたか目に見えないと怖いので確認必要だと思うけど、それもいつでもじゃなくて、1日後に誰に投票したかが送られてくるとか。間違ってたら変えられるとか。

あ、単純に、期間内ならば変えられるというだけでも強制できなくなるなあ。

選挙期間、ずっと監禁し続ける? その労力と見合う?

あと、思いついたのが、住民票登録と同じ住所でしか投票できないとか。

多くの場合は自宅でしょうし、悪意ある輩が自宅に押し入って確認させよ、は拒否できるでしょうし。

 

という感じで、根詰めて考えてないけど、いろいろやり口はあると思うのです。

 

 

どうすか?

いち個人の考えだけど、絶対にダメじゃなくないですかね?