バンドをロストしてから、種々の多忙とともに、なんとなくもう演るのは”あがり”、と思っていたもの、
それで、むしろ、リスナーとしての解放から、例えばジャズとか、東欧、アフリカ、中南米とか、いわゆる民族系のリズムとか、あるいはブラックミュージックとか、エレクトロを再認識してみたりとか、
それまでも、リスナーとしてはそれなりに幅広くやってきたつもりだったけど、それが故、「偏っている」といつも評されてはいたけど。
つまり、演奏することを意図しない中での音楽との付き合いを考えた時、
受け入れ口が広がったんだと思うんですよ。
バンドはロストしたままで再取得するつもりもないし、
#手にしたものも、失ったものも、意味なんて無いんだよ、と言ってみる
ロストの原因が僕にあるがゆえ、ちょっとコピーバンドでもしてみようかな、というシガラミは思ったよりも強硬でめんどくさくなっちゃった。
そうやって、エモーショナルじゃない音楽をずっと聞いてきて、最高だな、と思う感覚もじわじわと、グルーブとか、グルーブレスとか、アンサンブルとか、そういう繊細なものに変わってきた。
それとあと、別の話として、
mac miniを手に入れてgarage bandをわざわざ入れてみたり、
バンブーサックス、横笛、カホン、シェイカーなどなどを作ってみたり、
バンドロスト以降、マニアのようなエフェクター類をだいたい売り払って、
なのに、結局買った楽器を羅列すると…
・KAWAI 田園百号(アコギ)
・ミニアコースティックギター(メーカーとかは忘れた)
・Yamaha Fife
・Yamaha トランペット
・Honer Blues Herp4つくらい
・KORG micro Kontrol
・aNueNue Bird-C1
・Auris 12音グロッケン
・篠笛
・カズー
・Orange Crash 10?
・謎の12弦ギター
(意外と打楽器買ってないね。ダラブッカかジャンベがほしい)
という、micro Kontrol以外全部アコースティック。根がマニア。
今、購入検討中は、上記トップ革が作成難しそうな打楽器と、近所のハードオフで見つけたミニシタール、それなりにまともなウクレレ。
つくれないかな(なかば作ろう)と思ってるのは、ディジリドゥ、タンドラム、セルパン、となんかしらの弦楽器。
共鳴胴のためにひょうたんの飼育方法もしらべたり。
そんな状態で、弟が(手軽さがよいと)ウクレレを引き始めたり、ジプシー・ジャズを聞いたりしたのもあり、
モバイルインストゥルメンタルミュージックという、持ち運べる楽器での音楽、というのを思いついた。
そんでしばらくブルースハープを通勤かばんに入れていて、
いつか、隅田川の河川敷で吹いてやろうと思っていたのだけど、練習して吹けるようになるまでがなかなかモバイル感覚ではいかん。(ただ惰情)
そんなこんなで何が言いたかったというと、
聞く耳がエレクトリックでエモーショナルなバンドから離れているのと同時に、
演奏する欲求をまったく捨てられてないじゃん、というわけ。
そういう前置きで、
モバイル、とはいかないまでも、環境、拘束的にライトな、極々ライトなのをコンセプトとしたバンド活動をしたい、(そういうのいいなと思うひと、結構いてもおかしくないんじゃないか)と思っている。
広めの公園とかで、学生が吹奏楽の演奏をしていたり、クラシックギター練習中おじさんがいたりするのと並行して、
ミニマルアコースティックセッション、バンドをできないかな、と思っています。
当方、多分メイン器は、aNueNue Bird-C1になると思うけど、
自作カホン等、パーカッションの類と、最高すぎるAurisグロッケンは捨てがたいので叩きたい。
基本はJazz的なもので(も)いいんだけど、俺にとってのハードルが高いので、
Sigur rosとかmumとかの北欧キレイ系ドローンミュージックみたいなのをだらだら飲みながらでもやると手軽で、演るのも聞くのも気持ちよくていいんじゃないかと思っています。
ミニマルだから2人から、ミニマルだけど10人とか(ピアニカとかコンガとか、金管でも木管でも、電池駆動の電子楽器でもなんでもいて)の雑多な編成でもいいと思う。
感覚を共有できるひといないかな。一緒に遊ぼうよ。
という日記。